「素のままでいいじゃない」 精神障害者らピアまつり(神奈川)

2018年0629 福祉新聞編集部
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「もっとオープンに!」とマイクを差し出す平野さん(右)

 精神障害のある人にも住みやすいまちをつくろうと発信する「第2回神奈川ピアまつり」が8日、横浜市内で開かれた。任意団体、YPS横浜ピアスタッフ協会(住友健治会長)が主催した。昼の部では当事者が入れ替わりでマイクを握り、日ごろの思いや一芸を披露。精神障害があろうとなかろうと、素のままでいいじゃないかとアピールした。

 

 地域活動支援センター「ひふみ」(同市神奈川区)に通う統合失調症の平野玲子さん(63)は約70人の参加者に向かって「自分の病気を隠さなくてもいいと思う人はいますか?」と問い掛けた。

 

 5~6人ずつに分かれて座る席に近づいて一人ひとりに問いただすと、会場は笑いに包まれた。タレントの野口五郎ファンを公言する平野さんは「みんなもっとオープンに話して面白おかしくやればいい」と呼び掛けた。

 

 

夜の部は全員壇上に上がって幕を閉じた

 

 神奈川県内外から当事者のほか病院や福祉施設の専門職、研究者など約280人が参加した夜の部でも登壇者が自分の生きづらさや関心事を披露。会場となった横浜市開港記念会館は熱気があふれ、「神奈川の当事者はなんでこんなに元気なのだろう」(さいたま市の精神障害者家族会員)との声も漏れた。

 

 主催した同協会は2015年11月に発足。会員は約400人で、そのうち当事者は約7割だ。当事者が同じような生きづらさを持つピア(仲間)を支える活動を促し、「住みやすいまちづくり」に賛同する専門職らも仲間となって学習会や啓発イベントを重ねている。

 

 当事者であり横浜市内の精神科クリニックの職員でもある住友会長(33)は「障害のあるなし関係なく立場がごちゃ混ぜになったこの勢いを、これからも止めずに活動していきたい」と話している。

 

 

 

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