肥満――幼児期の過体重は要注意

2021年0513 福祉新聞編集部
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 文部科学省の学校保健統計調査において、肥満度が20%以上ある肥満傾向児の5歳からの年齢ごとの出現率の推移を見ると年齢を問わず、男女とも5~6歳ごろから増加し、11~12歳でピークを迎え、14歳にかけて低下、その後15歳以降に再度増加がみられます。2017年度の5歳児の肥満の出現率は全国平均では2・73%ですが、最小の島根県0・74%から最大の福島県6・53%と地域による差がみられています。

 

 乳児期の肥満は健診で相談されることが多いのですが、その多くは自然に解消されるので、授乳量や食事量を制限するなどの必要はなく、経過観察のみで構いません。乳児期に増加した体脂肪は幼児期前半にかけていったん減少します。しかし、再び幼児期後半から成人期に向けて脂肪蓄積が始まります。この現象をアディポシティリバウンド(Adiposity Rebound=AR)と呼びます。そして、ARの時期が早いほど将来、肥満になりやすく、また、2型糖尿病や心筋梗塞などの生活習慣病を発症するリスクが高くなることがこれまでの研究で分かっています。

 

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