肛門周囲膿瘍――2歳以上での発症は受診を

2021年0625 福祉新聞編集部
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 1歳未満の乳児が、肛門の周りの皮膚が赤く腫れてきて、お尻を拭いたときに触ると激しく泣いて痛がる、肛門周囲膿瘍です。しばらくすると皮膚が破けて膿が出てくると、痔瘻と呼ばれます。

 

 乳児期の肛門周囲膿瘍は男の子に多く見られます。原因はよくわかっていませんが、肛門の小さなくぼみに老廃物がたまり、細菌が繁殖し、炎症を起こして周囲の皮膚に炎症が波及することで膿のたまり(膿瘍)が作られると考えられています。下痢が続いたあとに発症することもあります。

 

 免疫不全などの基礎疾患がなければ、自然治癒するため治療は必要ないとされていますが、腫れて痛がって泣いてしまう場合には皮膚を切って膿を出す処置をすることがあります。抗菌薬の投与は通常は必要ありません。下痢が続いて、一度治った膿瘍の再発を繰り返す場合には、整腸剤を内服して便性を整え、肛門の周りの皮膚を清潔に保つことで、通常は再発しなくなります。

 

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