〈東京オリパラ〉NHKのテレビ中継で「ろう通訳」を担当した大学生

2021年1008 福祉新聞編集部
Eテレでの通訳の模様を手話で説明する鈴木さん=日本社会事業大で

 今夏の東京五輪閉会式とパラリンピックの開・閉会式を、NHK・Eテレは初めて手話通訳つきで生中継した。注目されたのは、耳の聞こえないろう者による「ろう通訳」(日本手話)。登場した4人のろう者のひとり、日本社会事業大社会福祉学部4年の鈴木美彩さん(23)に感想を聞いた。

 

 ――手話には、主に耳の聞こえる人が使う「日本語対応手話」(日本語の音声に従って単語を並べていく)と、ろう者が日ごろ用いる「日本手話」の2種類がある。

 

 ◆私は幼稚部からろう学校へ通い、字が読めないときから手話で家族らと日本手話でコミュニケーションをとってきました。日本語とは文法や構造が異なり、口元やまゆ、肩など上半身を動かして伝えます。

 

 ――全日本ろうあ連盟などの要望を受け、今回オリ・パラ大会の式典に通訳がついたが、苦労は。

 

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