腸回転異常症――短期間に繰り返す嘔吐

2021年1217 福祉新聞編集部
    • このエントリーをはてなブックマークに追加

 冬になると急性胃腸炎(嘔吐・下痢症)が流行しますが、その陰に隠れて見逃される可能性のある疾患があります。

 

 外来時間終了間際に、某総合病院から電話がかかってきました。「嘔吐をしていて、胃腸炎だと思うのですが、親御さんが検査を強く希望してますので、診ていただけますでしょうか?」とのことでした。

 

 そして、7歳の男の子が外来終了時間を過ぎてから来院しました。お話を聞くと、1カ月前にも同じように嘔吐があり、「胃腸炎」と診断されたとのこと。通常は、1カ月の間に2回、急性胃腸炎になることはありません。腹部超音波検査をすると、十二指腸に腸液がたまって拡張しています。通常、十二指腸は広がったままということはなく、収縮して胃で消化された食べ物を小腸へと送り出していきますが、そのような十二指腸の動きがみられません。

 

続きは本紙で

 

福祉新聞の購読はこちら

    • このエントリーをはてなブックマークに追加