柑皮症――みかんの食べ過ぎで手が黄色に

2022年0121 福祉新聞編集部
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 冬になるとコタツに入って、家族みんなでコタツの上の籠に積まれたみかんをむいて食べる……なんていうのは昭和の風景かもしれないですね。

 

 わが家はみかん畑に囲まれて建っているので、10年くらい前までは収穫したみかんを農家の方から頂いていました。今は農家の方の高齢化が進み、すっかり耕作放棄地となり、みかん畑は荒れ放題です。みかんには豊富にビタミンCが含まれるため、冬場に旬のみかんを食べることで風邪予防にも有効と言われてきました。みかんには成人の1日に必要なビタミンCの約2分の1が含まれているそうです。

 

 子供の頃、母は冬になると、みかんを段ボール箱で買って来ていましたので、1日3~4個は普通に食べていました。多いときには1日に10個以上食べる日もありました。そして、ある日、風邪を引いてかかりつけ医を受診したときに、私の手のひらを見た先生から「みかんの食べ過ぎ」と指摘されたのです。

 

 これは「柑皮症」と呼ばれる症状で、明治時代に日本へ医学を教えに来ていたドイツ人医師エルウィン・ベルツが、みかんをたくさん食べた子供の皮膚の黄染に対して与えた症状名です。

 

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